①業界への新たな人材誘致

②技能・能力検定制度の設立

③業界人材のスキルアップ

④クリエーターの育成


 

初年度は③業界人材のスキルアップに着手した

 

研修報告

image001

人材育成事業委員会は、ファッション産業の次代を担う基幹人材の育成を推進するため、業界横断型の人材育成施策を実施しています。その第一弾として、9月3日から11月5日まで全6回のMD研修を、IFIに委託して実施しました。会員傘下の団体に加盟している30名が受講し、三宅会長名の修了証を授与しました。

研修の前半は基礎を学び、それを踏まえて後半は、異業種や同業他社で構成する5つの班に分かれてグループワークを行い、「今の時代に開発していきたい新規事業(ブランド)のプラン作成」に向け、喧々諤々の議論を交わしました。その過程で違った考えに触れ、刺激を受けつつ結束力を強めていきました。最終日にはIFIで交流会を開き、終了後は班ごとに二次会に行ったようです。

受講者に対するアンケート結果では、「もう少し時間をかけてほしかった」と云う指摘はあったものの、「52週MDをどこまでどう落とし込むかの具体的な手法を聞くことができて良かった」「社内の限られた情報の中で自己流の業務となっていたが、通常では手の届かない手法を学ぶことができ、実務を見直すことができた」「異業種の人と議論をし、課題に向け真剣に取り組んだことで、新しい発想や考え方の重要性を改めで感じた」など、従来の知識習得に留らず、対話型の創造的・実践的なカリキュラムに評価を得ることができました。

 

今後について

人材育成事業委員会は2013年10月の会合で、当面の研修対象

  1.    若年層(特に新入社員)
  2.    中堅(業務経験3年程度のMD業務従事者)
  3.    管理職(業務経験の浅いマネージャー)
  4.    店頭販売職
  5.    企画専門職(デザイナー、パタンナー)

中でも優先順位が高い中堅のMD従事者からスタートしました。

2015年1~3月実施の研修については、当初、管理職を検討していましたが、MD研修が早期定員に達したためお断りした企業が複数あり、加えて研修に対する評価も高かったことから、続けて「MD研修」の第二弾を実施することとしました。

 

第2回MD研修の概要

前回のアンケート結果を踏まえ、課題出しを早めてプレゼンまでの期間を長くしたほか、学びながらグループワークに取り組めるようカリキュラムを変更しました。また研修内容では、MDの基礎について講義内容のボリュームを軽くするとともに、BtoB型へシフトし、ブランドリニューアルでは具体的事例を増やすことにしました。

開催は、2015年1月20日~3月10(全6回)の18時00分~19時45分に、IFIビジネス・スクール教室で実施。参加費は3万円(全6回通しでの受講のみの受付)で、参加資格は日本ファッション産業協議会の各団体加盟企業の従業員。定員は30名です。

運営協力 一般財団法人ファッション産業人材育成機構(IFI)

 

平成27年度事業報告

    人材育成事業委員会は、27年度の事業計画を検討するため2013年10月の会合で、当面の研修対象とされた、①業界人材のスキルアップ、②クリエーター育成、③業界への新たな人材誘致、④技能・能力検定制度の確立――について議論しました。
    その結果、「業界人材のスキルアップ」は既に研修をスタートしており、27年度第一弾は入社2~3年を対象とした「新入社員フォロー研修」を、5月29日から6月19日までの全5回で実施しています。また秋には、管理職(業務経験が浅いマネージャー)のスキルアップ研修やMD研修を検討しています。
    次に「業界への新たな人材誘致」については、一般社団法人日本アパレル・ファッション産業協会の人材育成委員会が実施している「アパレル業界 合同企業説明会」に対する評価が高いのはご承知のとおりです。日本ファッション産業協議会に主要12団体が結集したこともあり、人材誘致の面でも傘下の各団体が実施している人材誘致活動を集約し、今年度の「アパレル業界 合同企業説明会」と同時もしくは合同で開催することで、相乗効果を高めていくことになりました。具体的には、会員団体からWGのメンバーを募り、実行部隊を編成する方向で検討しています。
    「技能・能力検定制度の確立」については、ファッション教育振興協会で学生対象に実施しているほか、日本ファッション産業協議会傘下のフォーマル協会で「フォーマルスペシャリスト検定」、ハンドバッグ協会の技能検定、靴卸団体連合会の「シューズフィッター」など、それぞれの業界で既に定着しています。今後も日本ファッション産業協議会として各団体の検定制度を支援するため、協議会のホームページに傘下会員が実施している検定制度をアップすることで、他の制度と差別化を図っていくこととしました。

 

<平成27年度第一弾 新入社員フォロー研修>

 

    人材育成事業委員会は、平成27年度事業の第一弾として「新入社員フォロー研修」を、5月29日から6月19日までの5回を実施中で、受講者は、当初予想の30名を大幅に下回る18名となりましたが、教室の熱気に変わりはありません。
    研修では、WWDの新入社員用保存版「ファッション業界で知っておくべき用語AtoZ」を配布、初日は繊研新聞に連載している福澤歳也NPO法人日本コミュニケーションスキルアカデミー理事長から、社会人・業界人としての常識とコミュニケーション力を学びました。
    また2回から5回は、㈱ワールドと㈱ユナイテッドアローズで、新事業立ち上げや人事副部長、人材開発グループ長などを歴任した富島公彦はた・らく会社代表から、ファッション産業の仕組みや物の流れを学んだ後、グループに分かれて物がどのように作られ、それをどのように販売するか、また役割分担を決めてグループを企業と仮定し、利益をどのように上げていくかを体験、ブランド運営シミュレーションなどを通じてスキルを身に着けつつあります。
image005

課題に対してグループで戦略会議

image007

GWの初日終了後、交流会で一気に連帯感

    6月5日からのグループワークの研修風景は写真のとおりですが、終了後に開催した交流会では、最後まで残った16名が会社や業種の垣根を越え、全員で二次会に行きました。この研修でも、日本ファッション産業協議会の裾野から、連帯感が芽生えつつあると云えます。

 

平成27年度「研修実施報告」

 

    人材育成事業委員会は、平成27年度事業の第一弾として、5月29日から6月19日まで、入社2~3年を対象とした「新入社員フォロー研修」を5回実施し、18名が受講して全員に修了証を授与しました。受講者からのメールを、以下に紹介します。
    『この研修を受講させていただき有難うございました。研修の内容、学んだこと、気付いたことは今朝、先輩や上司を含め社内全員に報告しました。日頃からアンテナを張ることを身に着け、気づきのセンスを磨き、日々仕事に生かしていきたいと思います。1回の研修は1時間半と短かったですが、毎回とても勉強になり、気づきの連続でした。とても充実した研修でした。重ねて御礼を申し上げます』
    また第二弾として、業務経験2~3年のマネージャーを対象とした、「管理職研修」を9月29日から11月10日に6回開催し、最終日に演習課題の発表を行い、11名に修了証を授与しました。
    受講者による「管理職研修 振り返りシート」の一部を以下にご紹介いたします。
    『様々な事が有意義でした。同じ目的で集まった異業種の方々と、意見交換を行い、違った考え方にも刺激を受けました。今までの自分の仕事に対する振り返りと、今後自分が仕事をする上での柔軟性が重要であることに、対峙する良い機会となりました』

管理職研修初日に挨拶する松田事務局長

image003

第2回の課題発表後に開催された交流会

    また、7月に開催した人材育成事業委員会で、今年度中の「MD研修」の実施を決めました。2016年の1月26日火曜日から3月1日火曜日まで、全6回の研修を実施します。消費者の購買意欲が停滞する中で、消費自体が「モノ」から「コト」に進化しているため、MD従事者を対象に、今の時代に求められている「マーチャンダイジング」を短期集中で学んでいただきます。

 

平成26年度事業報告

    人材育成事業委員会は、ファッション産業の次代を担う基幹人材の育成を推進するため、業界横断型の人材育成施策を実施しています。その第一弾として、昨年9月3日から11月5日まで6回のMD研修を、IFIに委託して実施。日本ファッション産業協議会傘下の団体に加盟している企業から30名が受講し、そのうち皆勤の20名に修了証を授与しました。
    第二弾は、当初、管理職を検討していましたが、前回のMD研修が早期に定員に達してお断りした企業が複数あったうえ、研修に対する評価も高かったため、第二弾も「MD研修」に決定。1月20日に27名の受講者でスタートし、3月10日の最終日には22名に修了証を授与しました。
image001

初回研修で挨拶する松田事務局長

image003

最終日の交流会終了後の集合写真

    なお、研修終了後にいただいたお礼メールには、「今回の研修は、全回出席できないことは事前にわかっており、正直なところ、試しに、という気持ちで受講させていただいたのですが、期待以上に学ぶところが多く、また、グループワークは楽しんで取り組むことができました。個人的にはファッション業界でMDとしての業務を具体的にどのようにブラッシュアップすべきか、という点を会社以外で学ぶ機会をかねてより探していましたので、この上なくいい情報とアドバイスをいただけました。グループワークは、課題の内容は素より、グループで取り組むという点に学ぶところが多かったです。それぞれ年齢もキャリアも異なるグループの中で、どのように接し、自分の役割を果たしていくべきかを学ぶいい経験になりました」とありました。また、第1回研修の受講者からは「グループワークのメンバーと、今でも月に1回会っています」など、日本ファッション産業協議会の中で、研修を通して連帯感が着実に芽生えてきています。

 

    【人材育成事業委員会開催日】
     2014年10月21日 火曜日
     2014年12月16日 火曜日
     2015年 1月21日 水曜日